ゆびきり

父とゆびきりしたことあったかな?

父からゆびきりしようと小指を指し出してきました

5月22日木曜日
急変したとの知らせに病院に駆けつけました

頑張って!と言ったら
頑張れないと首を振る父に
次男の結婚式の写真も見てくれないの?と問うと

「見るよ!」

とはっとするような大きな声ではっきり返事をしてくれました

ウソついたら許さないからねと涙で訴えたら
右手をゆっくりあげて
笑顔でOKと示してくれました

頑張るよって
ゆびきりしたのに・・・・

翌日は危篤状態
反応のない父に
結婚式に行って来るねと伝えました


5月24日は次男の結婚式
神戸は初夏らしい青い空

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前日の約束の言葉を思い出しては
涙が出て困りました
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幸せな二人のこの笑顔の写真も届けたかった・・・・・

無事終わり結婚式場を出たところで
弟から電話が・・・

叔母夫婦と式場から急いで帰ってきました

告別式の身支度を慌ててしたものの
頭の中は混乱状態

事実を認めなくてはいけない恐怖に身体がなかなか動かない

玄関を出ては忘れ物に気がつき
出たり入ったりを何度も繰り返し

車の運転も不安で
そのうち涙が止まらなくて

父とのゆびきりを思い出すと悲しくて

次男の結婚式を祝いたくても
式の事が思い出せなくて

一番長く遠く感じた実家への道のりでした


父は2010年12月24日 肺がんの手術をしました

昨年8月から入退院の繰り返し

4月24日 呼吸が苦しくなって最期の入院
まさか1ヶ月で逝くとは思いませんでした
ただもう退院は無理なのかなと思ったのが
5月連休の後
どんどん力がなくなっていく父を見るのは
とても辛くて
励ましの言葉も見つからない・・・

とうとう治療も無理となり
緩和ケアとなり
5月24日は転院の日でした

その時の父の気持ちは 如何なるものかと思いました
次男の結婚式には 出席できるものと信じ
抗がん剤の治療も頑張ってきたと言うのに

5月13日には リハビリ頑張ったら
退院できるかなと希望を持っていたのに・・・

我慢強い父から 痛いと聞いたのは 亡くなる2週間前
ーもう寝るのは飽きたよー
と痛みを堪えながら 訴えてきました
あっちこっち痛いと言う身体は
痩せ細り湿布だらけでした

危篤状態の父に結婚式に行ってきますと言うのは
本当に辛くて
息子たちに喪服の準備もしてきてと伝えるのは
とても悲しくて

お通夜にも間に合わない時間に到着して
父に会いました

「お父さん・・・待ってくれるって約束したのに・・・」

母から 次男の結婚式が命日にならないよう
父なりの最期の思いやりだから許してと言われました

痛みから解放された父の顔はとても安らかでした


ありがとう
今まで本当にありがとう
最期までありがとう・・・

2014年5月23日午後11時53分 父は旅立ちました

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